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ヒッチコック!
こんにちわ、新刊読んで慄いてるオウランです
いやぁ、前から読んでる物の新刊が出てたので買って読んでみたらば
老女はいつもそうするように、手を洗おうと、洗面台の蛇口をつまむように握る。
型の古い、それがさらに古びてざらざらとした手触りになった蛇口をひねると
どこからかパイプの中に空気が入っているらしい、ぴゅーっ、という甲高い音と共に
蛇口から水が流れ出始めた。
歪な形にねじれながら出る、水道の水。
不規則な水の音。老女はその流れ落ちる水に手を浸すと、洗面台に置いてあるひび割れた石鹸を取り上げて、掌で揉みはじめた。
乾いた石鹸はすぐにぬめりを取り戻し、みるみるうちに手の中に泡を立てた。
石鹸を置き、無心に手を擦り合わせると、石鹸の泡は掌の中で増えながら、濡れた音を立てて両の手を覆っていった。
いつものように。
電球の黄色い明かりの下で、石鹸で白く濁った水がぬるぬると手にまとわりついて、泡となって嵩を増やしてゆく。
長く食品加工の仕事をしてきた経験から、手洗いの習慣には几帳面だ。
泡まみれの指と掌で、手の甲を、指の間を擦り、手の皮の上にもう一枚ぬめぬめとした皮があるかのような感触を感じながら、丹念にその感触を延べ広げ、擦り上げてゆく。
いつものように。
普段、そうしているように。
しかし・・・・・・

「・・・・・・」

ふ、とこの日は、何故だか背筋に、不意に嫌なものが走った。
それは普通に暮らしていて、ふと何かの拍子に嫌な想像に思い至ってしまった時の、腕の毛が逆立つような瞬間に、とてもよく似ていた。
違うのは、それが自らの内からではなく、外から肌に触れた感触だということ。
洗面台で手を洗う、その背中の向こうに広がっている廊下の闇に、いつもならば感じたこともない、うっすらとした不安が背中を圧迫するように染み込んで来たのだ。
「・・・・・・・・・・・・」
思わず擦り合わせる手を、止めた。




そして、ゆっくりと静寂の満ちる周囲の廊下と背後までを、錆びたような緩慢な動作で、確認するように振り返った。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ただ音のない闇だけが、廊下に満ちていた。
くすんだ木造の廊下の景色が、ぼんやりと手洗い場の周りに広がっていた。
ただ、ぴゅーとっ、という蛇口が立てる笛のような水音だけが、周りに広がる闇に吸われるように、細く力なく響いていた。絞め殺されるような暗鬱な音。気分が落ち込み、孤独感に襲われそうな景色の中に、ぽつんと一人、立っている自分。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
石鹸の泡を手に、ぽつんと一人。
虚ろな廊下の空間。広がる影と、色濃い闇。
急に、ここにいることに、強い不安を感じた。
いつもとは何かが違った。何もない。何もいない。明らかな異常はどこにもない。それを分かりきっているにもかかわらず、それでもなお本能が、違和感として異常の存在を訴えた。
何故だか、空気が違う気がした。
気のせいだ、そうも思った。
早く、済まそう。
「・・・・・・」
再開した。手洗いの作業を。洗面台の上辺りで、泡にまみれたまま重ねるようにして止まっていた両手を、再び動かして、最後に一通り両手の表面を泡で拭った。

ずる、

瞬間、それまでとは違う異様な感触が掌に伝わった。
「・・・・・・・・・・・・!?」
膜のように皮膚に覆う石鹸水がぬるりとすべる。だが掌に伝わったのは、想像していたその感触だけでなく、ぬめる皮膜を肌からこそぎ落としたような、もっと異様な手応えのある感触だった。
例えるなら、ぴったりと手に張り付いた薄いビニールを泡の中ではがしたような感覚。そして手の甲を撫で、掌同士をもみ合わせる手に、薄膜のような剥がれた”それ”の感触が、べっとりと絡みついた。
手の広げて、両の掌を見た。
泡に覆われた指の間に、ビニールのようなものがへばりついてるのが見えた。
そして、そのビニールのような膜が、どこから来たのかも。
見えた。
見つめた。

洗っていた手の、泡まみれの掌のほとんど全ての部分が、まるでトマトを湯剥きしたかのようにべろりと皮が溶けて剥がれて、真っ赤な肉を晒していたのだ。

剥き出しになった掌の肉から、思い出したようにじわりと血が滲んだ。
「-------------------------ひっ・・・・・・!!」
息を呑んだ。目が、大きく見開かれた。
途端に、剥かれた皮膚に石鹸の泡が触れる凄まじい痛みが、手首から先が燃え上がったかと思うほど灼熱した。そうする間にも両手の肉という肉からみるみるうちに真っ赤な血が溢れ出し泡と混じりながらぼたぼたと洗面台に赤い斑点を穿って、手首から腕へと、だらだらと伝って流れ始めた。

ぽたっ、

と血で汚れた手の爪が、洗面台の中に指先から剥がれて落ちた。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ・・・・・・!!」
声にならない悲鳴が喉から漏れた。血が雨だれのように洗面台に落ち、水道の水に溶けて、排水溝に流れていった。
すでに真っ赤になった震える手の表面で、石鹸の泡と血は化学反応のように混ざり合って、ぷつぷつと音を立てながら血の色の泡を吹き出した。赤い泡は瞬く間に嵩を増やし、腕へと流れ、そして引き攣るような痛みと共に腕の皮膚と親和して、まるで黴が食い尽くしてゆくかのように腕の肉を溶かして混ざり合っていた。
目の前で指先の爪が、液化した肉に浮かんだようにずれて、落ちた。
みるみる真っ赤になる洗面台。その異常な光景への恐怖と焼けるような痛みに、もはや為す術もなく、たたぶるぶると震える自分の手を見開いた目で見つめ続けていた。
その手は、しかし見る間に手としての輪郭を崩し始め、ただ血の色をした泡の塊と化していった。肉と血が泡立ち、真っ赤な細かい泡の塊が、ずるずると重力に引かれて、手から滑り落ちて、腕の付け根へと向かって流れていった。
燃えるような痛みが広がっていった。
まるで、酸でできた泡。
肉が焼け、泡立つ、おぞましい光景と激痛と感触。
そして、震える指先を覆った泡が、指先から崩れて流れ落ちて---------------------------

ずる、

溶け落ちた泡の中から、自分の指ではなく、全ての肉を失った指の骨が露出して、白く顔を覗かせた。
「------------------------------!!」
その自分の身に起きた恐ろしい光景を間近に見た老女の目玉が、ぐるん、と白目を剥いて、正気を失って体が床へとくずれ折れる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

                                     電撃文庫
                                     断章のグリムⅢ 人魚姫上
                                     著:甲田 学人
                                     序章 人魚姫の歌から引用

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
電車の中で読みながら一人悶えてましたよ、ええ。
Ⅰ・Ⅱもなかなかな内容だったのですが、今回は初めから飛ばしてらっしゃる><
原作グリム童話をテーマとしてるので、もうすごい内容に・・・w
これでも作者いわく”グロじゃなくてファンタジーを書いてる”とのこと
童話ですからねw
心臓の弱い方にはお勧めしませんがそうでないならば読んではいかがでしょう?

さて本題(前置き長!
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レイス部屋でレストインピースを連発して回復上げを繰り返すこと数日
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気がつけばコンデンスが使えるほどスキルが上がり、さらにレイスを狩るスピードアップ
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まるで波○拳のようなモーションw
そしてじゃんじゃん倒して倒して倒しまくったらば、
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回復70達成!

なんだかやけに早くここまで来たようなw
回復魔法を使っているのはTerejiaしかいないので
ながら上げ以外やったことがないのが原因でしょうがw

回復もここまで、来たのでいい加減戦闘スキルを完成間近までやってしまおうと再びタイタンへ
まともにやってもまずスキルが上がらないのでこんな方法で
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鳥を引き連れひたすら走るw

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もうひたすらに鳥から逃げまくりw
走ることでアンチきりつつ、鳥が集まったと頃で突っ込んで盾。
もう楽しいくらいに回避が上がって、気がつけばはまってる自分がw

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もともと筋力・持久が目標値に達すればここからおさらばするつもりだったのですが

回避の上がりが良くて抜けれなくなりましたw

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もう走り回って盾してるだけなのにガンガン上がる回避
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ヒーリングストーン(小)があれば長くいれてなおよしw
とにかくスタミナが0になるまで逃げ続けますw
気がつけばスキルがカンストして悟りが必要にw
急いで死に戻りで銀行へ行き悟り使用、キャップも上がって再度突入w
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70台でも余裕余裕w
いけるとこまでここで粘ることにしますw
早く回避100にしたいなぁ~(今までやったことなし
では、また~

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by オウラン | by dearmybest | 2006-12-18 20:37 | MOE E鯖